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僕は唯一無二の存在ではなかった

 

量子力学が語る世界像―重なり合う複数の過去と未来 (ブルーバックス)

量子力学が語る世界像―重なり合う複数の過去と未来 (ブルーバックス)

 

 

 『量子力学が語る世界像』という本。
 この本で紹介されている考え方が「多世界解釈」という考え方。
 この考え方には心底驚いた。どういった考え方かというと、「世界はひとつではなく、別の世界が同時に存在している」という考え方。一見そんなわけないだろうと思うし、実感としてそんなことは考えられない。だって僕はここに存在していて、もちろん同じ人間なんかいない。まったく同じ別の自分自身が実際に存在しているなどありえるわけがない。
 しかしそんなありえないことが科学的にはありえると考えられているのである。もちろんまだ疑問は残っているし、実際にもう一人の自分と会って、確認することなどできないのであるからそんなのは詭弁だという人もいる。だが量子力学の多くの問題はこの「多世界解釈」で解釈すると辻褄が合ってしまうのである。
 「二重スリット実験」や「シュレディンガーの猫」などという言葉を聞いた事はないだろうか。
 これらの実験もこの多世界解釈にまつわる実験だ。
 僕はこの本を読み、「多世界解釈」という概念を知った時本当に驚いたし、今でもそんなことがあるのかと考える。まるでSFだ。しかしそんなSFめいたことが実際に科学的整合性を持って存在しているのだ。
 つくづくこの世界は奇妙だなと思う。世界が1つではないなんて。
 そろそろ文章にまとまりが無くなってきたのでやめにする。この本は本当に面白い。今までのこの世界の見方を変えられてしまう。また物理の知識がまったくない人でも、難しい理論のところは飛ばして読んでいけば面白く読めるはずだ。